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少女が通っている学校です。 小学校だけではなくて高校や市民ホールなどもある結構大規模な複合施設を考えました。 奥に見えているのが二条城ですが、 その前にある堀川と、 ちょっと大きめの複合教育施設が一体となって、 京都御所並みのスケールの緑を生み出せるのではないかというものです。 小学校や高校や市民センターを一緒にしたのは、 世代を越えて、 一緒になって活動できる場が現実には数少ないものですから、 そういう場所がほしいと考えたからです。 高校が例えば音楽高校ならば、 音楽という世代を越えて感覚を共有できる分野をクッションにして世代間の交流が行われたら、 結構スムーズにいくのではないかという感じです。
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その学校の中には、 例えばこのようにご飯を食べるところもあります。 ここまで商業的でなくてもいいんですが、 小学生と高校生がご飯を食べたり、 市民の方とちょっとしゃべってみたりできる空間を考えました。 もちろん同級生と食べてもいいんですが、 あまりクラスなどに束縛されることもなく、 学校の中で自由に行動できるというものを考えました。
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ここも学校の一部という設定です。 実はここは一階ではなくて、 二階や三階のレベルになります。 これまでのワークショップで子供たちの冒険心をかき立てる緑が、 キーワードとして出てきました。 防犯や安全の面も考えると、 そういう場所を建物の中に配置することによって、 実現できる可能性があると思います。
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学校が終わると、 少女はこういう道を友達と一緒にしゃべりながら帰ります。 ここは結構緑の多い路地で、 彼女のお気に入りの道です。 あじさいなども咲いていますが、 四季折々の自然にふれることができますし、 昆虫や小動物も住めるのではないかと考えました。
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今日は地蔵盆の日です。 彼女は学校から帰宅して遊びに行きます。 上の方にある旗を見ていただくとちょっと不思議な字が書いてあります。 将来、 京都にも外国人がいろいろ入ってきたり、 人の移動も活発になるでしょうから、 将来、 地蔵盆は地域の交流の場としての役割を持ったイベントになるのではないかと思いました。 ここはオモテの通から一歩奥に入った場所で、 さきほどの背割りの部分に近い空間になります。 例えば集会所などの地域的なたてものがあるような空間を想定しています。
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地蔵盆が終わって遊んで疲れた時に、 ちょっと一人になれるような空間、 静かに休めるような、 ほっと出来るような空間を都市の中にほしいと思い、 夏場などには涼しい空間を考えました。 やはり水が近くにあると、 ほっとするような空間になります。 ここは堀川の百年後です。 堀川通と東堀川通の歩道部分が少し拡張されて、 両側からたくさんの木を植えて、 川の真ん中当たりまで木が延びてきて、 緑のトンネルになり、 その下を川が流れています。 単に環境という意味だけではない「風の道」、 つまり涼しげな風を皮膚で感じられる空間として、 北山の方から吹く風が抜ける場所としての機能ももたせています。 平安時代につくられた堀川ですが、 22世紀になっても、 そのような形で新しい役割を果たすというストーリーです。
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