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さらにそういったまちとまちを分節していくような、 もっと大きなスケールの水と緑も考えていかねばなりません。 日本の市街地のように平面的に広がってしまったまちを、 もう1回コンパクトなまちにしていって、 そういったコンパクトなまちとまちの間を分節していくような水と緑を復活していくということも大きな課題であると思います。 したがってこういった大きなスケールの水と緑、 あるいはまちの中の環境骨格としての水と緑、 あるいは街区の中の水と緑、 あるいは個々の建物の中の水と緑を総合して、 これからの都市環境問題を解いていかなければならないと思います。
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例えば今の碁盤の目のまちの中に、 ある種の環境骨格をつくりだしていくということが必要になってくるのではないか。 そういうことを考えていくのが、 これからの京都の課題だろうと思います。
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例えば一つの区を一つのまちとして考えれば、 こういったまちとまちを分節していくような非都市的な環境構造を考えて、 今の京都のべったりと繋がったまちから、 もう1回コンパクトなまちの集合体に、 構造変換していくことが、 これからの課題になってくるんじゃないか。 それがどういう土地利用で、 どういう手段で、 どういう過程を経てつくっていけるのかが、 これからの大きな課題ではないかと思います。
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