日本景色史・序
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4 環境/文化としての景色

 

 景色はこのように、 表現されないと景色になりません。 自分が思っているだけでは消えてしまいます。 表現されることではじめて他の人に伝えられて共有されるわけです。 もちろん対象そのものがあるから景色が生まれますから、 環境と文化の両方が一対になってはじめて文化としての景色がうまれるのです。

 ですから景色はその地域や民族の共有の文化、 生活文化だと言えます。

 ここで最初にもどりますが、 人によって、 地域によって、 時代によって様々な景色があるわけですから、 日本人にとって景色とはどういうものだったのかを把握しておく必要があるのではないかと思い、 この作業に取り掛かったところです。

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