最近、 国の法律で景色を育てていくといった話題が出てきていて、 「景色の育て方」が重要な課題になっていくと思います。
その際には私たちに馴染みのある景色とはどういうものかを知る必要があり、 そのためには日本人の景色はどういうものであったかを知る必要があると思います。
と同時に、 あなたの地域にはどんな景色が育っているのか、 あるいは育っていないかをチェックしてみる、 そして地域にふさわしい景色を育てていくこと考えるべきだと思います。
よく地域の景観計画などを立てるときに、 景観資源として、 観光資源みたいなものを挙げてくるということが行なわれていますが、 あれはおかしいと思います。 述べてきたようにその地域の環境文化になっている景色をとりあげていかないといけないのです。 なぜなら景色は単に物的対象ではなく、 生活文化なのです。 見方も、 時代によって変わっていくわけですから、 このことを踏まえてとりあげていかなければならないのです。
5 景色の育て方
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