宗右衛門町 まちづくりのはじめにあたって
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遊歩道が新たな繁栄のタネになるように

宗右衛門町商店会副会長 池田博紀(田舎そば)

 

横山

 まちづくりに対する熱い思いが伝わるお話でした。 先ほどから話題になっていますように戎橋と太左衛門橋の間の遊歩道が完成すると、 これからは川に向かっての店舗作りが行われるだろうと思います。

 ちょうどここに、 川に向かって「田舎そば」というお店を経営しておられる池田さんがお見えですので、 遊歩道が出来た後に考えられる問題点や経営の夢などについてお話しいただきたいと思います。

池田:
 私の店は太左衛門橋の西詰めにあり、 川に面して蕎麦屋をやっております。 昭和27年に操業し、 もう50年ほど営業いたしており、 私で二代目になります。

 先ほどから諸先輩方が宗右衛門町の現状について話されました。 みなさんも通ってみたらお分かりだと思うのですが、 昔の風情どころかこのままでは荒れてしまうだけの危機的な状況でございます。

 宗右衛門町商店会としましては、 今度の遊歩道の完成にかなりの期待もしています。 それと同時に、 宗右衛門町としては、 現在広がりつつある悪質な商売を遊歩道完成をきっかけになんとかしなくてはならないと考えています。

 今、 景観委員会を作ってみんなで話し合っていますが、 遊歩道からは南からも北からも壁面が見えるわけで、 どんな景観を大阪市に提案するべきか勉強中です。 大阪は京都のように条例が厳しくなく、 何でもありの状態になっていますが、 景観規制を厳しくするべきなのか緩和するべきなのか。 また、 壁面オーナーに対する呼びかけなどもどのようにしていくべきなのか。 勉強中とは言え、 遊歩道は今年11月には完成するので、 あんまりのんびりしたことも言っておられません。 遊歩道完成が宗右衛門町の新たな繁栄のタネになるように願っています。

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