明日香村の歴史的風土の推移とこれからの展開
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景観の変容

 

 

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圃場整備・道路整備<左1985年、右1999年>
 
 次に明日香村の景観の変容を見てみましょう。

 1985年の空中写真と、約15年くらいたった1999年の写真を見比べてみますと、棚田の圃場整備が進んでいたり、道路が拡幅されたり、曲がっていたのが真っ直ぐになったり、あるいは新たに直線的な道路が出来ていることがわかります。

 関西大学の丸茂先生も明日香村を調査をされていて、こういった公共施設の整備が景観に与える影響の大きさを指摘されておられます。

 このような圃場整備や道路整備についても、景観が変容する大きな要因になっていると思います。

 

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住宅建設<左1999年、右2004年>
 
 住宅による景観の変容の例を挙げますと5年前には御陵の前は農地が広がっていましたが道路整備によって住宅が立地してきています。

 

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歴史的資源の周辺<左1999年、右2004年>
 
 寺の周辺ですが、99年頃には仮設建築物が門の前に並んでいたのですが、今は大きな建造物が出来上がっています。

 

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集落<右1999年、左2004年>
 
 集落景観の変容については、甘樫丘から飛鳥集落を見通せる眺望ポイントから見た写真を比べてみます。以前あったガソリンスタンドの看板が無くなったり見通しが悪い部分の樹木を一旦伐採した後に植えた苗木が少し育っています。

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