これはカソンガンで進められている再建プログラムですけれども、最初にガジャマダ大学が建て方指導をしています。柱・梁の造り方からどう煉瓦を積むかということを、建て方指導をワークショップ形式で行って、その後は随時一戸ずつ建設しています。西スマトラのバンクール(Bengkulu)という県から資金が提供されていると聞きました。地元の大工さんが週3日無償で働いてくれて、後は地元の人が一緒に作るという形で進められています。一戸あたり18m2で500万ルピアぐらいです。
スマトラのバンクール(Bengkulu)郡から40戸分の再建支援の資金提供があったので、コアハウスプログラムの考え方で、コア部分の建設に使うことで90戸分の建設を可能としています。資材の調達や建設作業も協働で行い、倒壊した家の窓枠など建具の再利用し、少ない資金を活用しています。
これは、建設中の家にかかげてあったのですが、建てたい建物全体のうちの、とりあえず玄関とキッチン+1部屋だけを建てるという意見が見られ、また、ほとんどのコアはこの程度のユニットのようです。
そこから、だんだんと大きくしていくといった仮設建築復興が進められていました。 復興プログラム
コアハウス
復興プログラム1:コアハウス(Kasongan, Kahjen地区)
復興プログラムの一つとして「コアハウス」がありました。
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被災地は、農村集落であれ、職人のまちであれ、職住一体のくらしがあるところです。住宅が被災することは、生業の場も失うことになります。生活の再建、集落の復興は、仕事や生活文化と居住が一体的に復興していくプログラムが重要であるのですが、コタグデやカソンガンのように、特徴的なまちは、わかりやすく支援も進められています。
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