見えた。これがデザインの力だ!
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テーマについて

 

 フォーラムのメインテーマが「デザインの力」に決まったのですが、分科会のテーマは、フォーラム委員会で多くの示唆も頂き、自分でもいろいろ考えたのですが、なかなか決まらず迷走しました。

 最終的には「歩けば見えるファサードデザイン」に決めたのですが、今思えば「デザインの力」というテーマが決まったとき、ちょうど自分もデザインすることを職業にしていてデザイナーとしてどう社会に応えていくかをずっと考えていました(今も考えていますが)。その答えが見当たらなかったのが正直なところです。

 社会に対して自分はデザインでどう生きていくべきかをけっこう真剣に考えていたので、このフォーラムテーマは私にとってとてもぴったりなテーマでした。

 ただ、分科会レベルのテーマを決めるのに苦労しました。建築という自分のカテゴリーで考えると、建築が外の社会に向けて開かれているのがファサードだと思いました。

 しかし多くの人がファサードという言葉を表面的なことだと思っています。ファサードという言葉が薄っぺらい感じに聞こえてしまう。

 自分の中でも葛藤があったのですが、あえて「ファサードデザイン」をテーマにすることで「デザインの力」を見つけたいと思いました。

 次に、まちは机上だけで捉えるのではなく、直接コミュニティとつながってデザインを生み出すという考えが自分の中にもあったので、まち歩きと事前の住民の方へのアンケートを実行しました。

 このような経緯で、分科会Bのテーマとプログラムを決めていった次第です。

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シンポジウムの様子とパネラーのみなさん
 
 シンポジウムのパネラーは9人という欲張った人数でどうなることかと思ったのですが、実際には思った以上にまとまった内容になったんじゃないかと思っています。

 パネラーは向かって右がJUDIメンバー、左がゲスト、真ん中がコーディネーターを務めていただいた吉野さんという構成で行いました。

 今日はこのシンポジウムで出てきたキーワードをまとめて、報告したいと思います。

 私なりにキーワードを「歩く(コミュニティも含む)」「ファサード」「デザイナー」「都市環境デザイン」に分けてみました。

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