都市の魅力アップの手法について
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多様な人がかかわるまちが面白い

 

三休橋筋愛好会の活動

 2001年に、当時の基盤整備公団の船場げんき提案コンペに5人で参加しました。三休橋筋愛好会という名前で応募し、賞をもらったりすることで名前が少し売れてきて、色んな方たちからもお声を掛けていただけるようになってきました。船場で活動する人たちとの交流が、このコンペをきっかけに活発になってきたのです。

 たとえば船場の企業のオーナーの人たちのグループである船場賑わいの会の方たちは、船場の文化を発信することで情報発信をしているグループです。普段仕事では知りあわないような人たちと知り合って、刺激を受け、自分たちの活動の糧にもなりました。特に船場に不動産を持っているわけでも住んでいるわけでもない我々に対して、船場で活動をしていることに驚きとともに好感を持っていただきました。

 またコンペに参加した他のグループとの交流も始まりました。

 古い建物の空室を安い価格でインキュベーター的に提供することで起業を促進し、まちを活性化しようとしている船場ギャザリングというグループがあります。我々は提案資料を作ったり、提案したりすることしかできないと思っていたのですが、彼らの活動を知って、我々も実際にやらなければならないと感じました。


多様な人々が関わるまちには魅力がある

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JUDI 都心の担い手
 
 そういう活動を進めている中で、2年前のJUDIフォーラムで委員長をする機会を得て、都心のまちづくりへ関わる人たちというテーマを考えました。

 そこで、都心のまちづくりの新しい担い手をテーマに原稿を会員から募集したところ、35の事例が出てきました。そしてそれらには「地元型のまちづくりグループ」「応援団型のまちづくりグループ」「ラウンドテーブル型のまちづくりグループ」という大きな3つのグループがあることがわかりました。

 地元型の中でも、コミュニティ組織、まちづくり協議会、地元サポーターというものがあり、また応援団型の中にはまちづくりを支援する組織、サポーターとして勝手にやるグループ、サポーターとして何かテーマをみつけてやるグループが浮かびあがってきました。

 こういう様々な視点や立場で活動する人たちがいるということが都市の一つの魅力であり、行ってみたい都市に繋がっていくのではないかと考えました。

 私なりにこれをまとめると、一つは当事者意識です。それから事実を積み重ねていくこと。そして自主的な活動が都市にインパクトを与えるのではないかということです。

 以上が多様な人々が関わるまちがおもしろいという話です。

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