ミナミに広がる活動
従来のミナミ
従来のミナミ
現在、宗右衛門町に限らずミナミ全体に街の人によるまちづくりの活動が広がっています。ミナミは、利益中心主義や劇的な衰退などが叫ばれていますが、大阪商工会議所が、取り持ちながらミナミの町と経済界の間でミナミを再生しようと言うプログラムも動き始めました。
|
心斎橋は、大人の町「心ブラ」を目指しています。往来する人はたくさんいるけれども、街の品格は、下がる一方であるという問題を抱えています。 街は、最低家賃を設定し、変な店が入って来ないことを狙っていたのですが、現在ではそれが大量に儲けるナショナルチェーンしか入ることが出来ない状況につながり、街の魅力は失われ始めています。
| ||
|
戎橋商店街ではどこにでもある店が増え地方の商店街との差を感じられなくなっていることに危機感を抱き、街のオリジナル化を進め始めました。
| ||
|
道頓堀は五座がなくなりパチンコ屋が増えると同時に、放置自転車の数が増え、多様性のあった街の賑わいが失われ始めています。最近は無料案内所も進出してきており、大阪の顔道頓堀にも、新たな課題が集積され始めています。
|
秩序をつくり始めたアメリカ村 | すし屋とペットショップが並ぶB級化する千日前 |
低俗化する南街通り | アジア系観光客の増加 |
ミナミの組織化 |
例えば防犯活動などのように、個々の活動を連携することで効果を挙げる方法も協議しています。広告のバナーも、ミナミ全域で行えるようなより広告効果があがる、より魅力的な街として整えることも検討をはじめました。そうした窓口エリアマネジメントをする組織の姿を明確に検討し始めています。
一つになって行動するということがミナミで始まりつつあります。こういうような取り組みが行われることで、意識も変わりつつあり、ミナミも蘇っていくのではないかと思います。