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琵琶湖・淀川水系の特徴

 

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 私は28年間、川の仕事をやってきましたが、ホームグラウンドは琵琶湖・淀川であります。ご存知のように、琵琶湖があって、宇治川が流れ出して、京都の北から桂川が流れてきて、そして木津川が三重県の方から流れてきて、そして山崎・八幡の地で3つの川が合流して淀川になって大阪湾に流れ出る。これが淀川の大きな格好であります。

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 これをわかりやすいイメージで表してみました。この顔の部分が琵琶湖です。瀬田川の狭窄部があります。左手が木津川で、岩倉峡では山が迫っていて細い狭窄部があります。その上が上野という町です。

 右手は狭窄部が保津峡でその上に亀岡があります。そして桂川になっていて、それら三川が合流して淀川として流れているということです。この琵琶湖淀川水系の非常に大きな特徴は、大きな3つの川が合流するのですが、それぞれ3つの川の上流には狭窄部がある。この狭窄部を開けるか開けないかが淀川の治水問題の一番大きいところになります。

 例えば保津峡が狭いものですから、亀岡はしょっちゅう水がつきます。亀岡の人はこれを広げて欲しいといいますが、これを広げると洪水がどんと下流に行って、嵐山より下流は大変なことになりますので、なかなかあけられないということです。同じような状況が三つの川にあるということが大きな特徴になります。

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