良好な景観形成のための建築づくりの枠組み
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提言の紹介1〜建築景観を取り巻く状況

 

 これからの話は資料をご覧いただきながらお聞きいただきたいと思います。

 資料は下記からダウンロードできます。

 建築と地域社会−建築等を通じた地域社会の良好な景観形成に向けた提言−HP(http://www.mlit.go.jp/report/press/house06_hh_000007.html)。


●良好な景観形成に向けた施策の展開

 はじめの方のページで提言の目的や用語の定義をしています。その次に提言の4ページをごらん頂きたいのですが、ここは現状認識ということで、これまでどういったことをやってきたのか、我々がいまどういう位置にいるのかを書いています。景観に関しては景観法が国の法律としてできたことで、大きな取り組みをつくるきっかけになっています。ただ、活発に取り組んでいるところと、全く取り組んでいないところとがはっきりしてきています。取り組みの内容も、計画をつくることに力を注がれていて、中身や運用はまだまだのようです。


●建築景観の現状と課題

 次に5ページ目では、現状の課題として、いいストックがなかなかできないということを書いています。一方で従来大事だといわれていたストックはなくなっているという実態もあります。国全体ではフロー社会からストック社会へ転換し、ストックの質を高めなければやっていけません。しかし建築分野では全く逆で、いいストックがなくなっているし、新しいものも満足なものができていません。


●建築景観と社会との関わり

 それから3番目は、景観は見た目の問題で、表層的なものでしかないというイメージが一般にあるということです。デザインという言葉も、イギリスで使われているような意味とはちょっと違います。デザインや景観という言葉が自分自身の生計や暮らしにどう結びつくのかが理解されにくい状況だと思います。その中で、少しずつでも景観と社会との関わりについての説明を増やして理解を深めていかなければならないと思います。

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