なぜこういうタイトルを付けたかと申しますと、着地型観光が内包している要素と地域活性化を目指す所が内包している要素に共通点が多く見られるからです。
まず、第一の要素としては「このままでは地域が持たない、もっといいところにしなければ」という危機感。それから地域を支える人の資源、地域の資源、基盤整備など空間の問題、そしてマーケットです。これは、それらが感動から価値へ、価値から経済価値へ、そして旅行商品となって売れて金にかわるということです。
そういうものの掛け算ぐらいで活性化の方程式はできると思っていますが、ただ、観光の場合は、外部の人をもてなせるかということが重要です。文化価値とか生活価値を提供するものに付けて展開できるかどうかです。また観光は実践的な事業ですし、事業として成立しないとだめです。
体験や交流、創造、創作といった人と人とが交わることで新しい価値が生まれるということを最大限に活用していってほしいと思います。
3 着地型観光の方程式と地域活性化の方程式は同一
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