ここまでは全体として頑張っている所なのですが、では全体は無理だという所で頑張っているのが、この兵庫の柏原という田舎の町です。先ほどまでのは集合体、面で上手く出来たのですけれども、柏原はとりあえず点からということで、この「オルモ」という所はイタリアンレストランです。 これも釈迦に説法ですけれども、和と洋のアンバランスみないなのが結構京都の町家などを見ても多いですよね。古いものに古いものではなく、一つの発想として古いものに新しいものをテイストしていくというのが大事じゃないかと商業的な面から見ると思います。
|
もう一つは松江市の蓬莱荘ですが、中庭もあって結構奥行きも深い。ここをレストランにしています。結構奥まった所で分かり難いのですけれども、知る人ぞ知るということになって、単価も結構高いものを出しています。 ですから私は百町館とかに来ると、こういうものが出来るんじゃないかとかパッと考えてしまいます。悪い癖なのですが、我々は算盤をはじく商売なものですから。
|