デザインの基本となるのは、ごく一般的なことですが、使いやすさ、素材の選択、イメージの統一、景観性です。これを基本にして、岸和田市をイメージする要素を決めていきました。
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デザインコンセプトは、以下の通りです。
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これが岸和田城です。お堀が回りにめぐらせてあって、とても綺麗なお城です。
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本町の町並みです。大阪らしからぬと言ったら語弊があるかもしれませんが、とても落ち着いた町並みです。
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みなさんもよくご存知のだんじり祭りです。この祭りで使われるだんじり御輿はけっこう高価なもので何億円もするという話です。写真のように、凝った彫刻がほどこされています。
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だんじりに参加する町内は、それぞれオリジナルのはっぴを持っています。この写真はだんじり会館に展示されているものですが、それぞれの町内のはっぴデザインが目を引きます。
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形状の選択以上述べたことをもとに、形状の選択を行っていきました。サインの標準的な形状は、歩行者系では壁型、斜面型、平面型があります。車輌系ですと柱型があります。あと、歩行者系のサブの誘導として床に埋め込む形を基本の形で進めていくことが決まりました。
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素材の選択実際にデザインするときに必要な事は形状だけではなく、どんな素材を選ぶかも重要です。素材の適正・不適正を評価し、鉄、ステンレス、アルミニウム、銅など10種類の素材候補のそれぞれで、適正・不適正を評価していきました。
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色彩の検討機能性、景観性、シンボル性の三つの性質に関して、どういう目的で色彩を選ぶかを検討していきました。機能性では顕示性・視認性の良さ、景観性では設置場所との調和、町のアクセントとしての色彩、シンボル性ではオリジナル性があり岸和田らしい演出ができるかどうかが検討の対象で、いろいろとディスカッションしながら実際の色を決めていきました。
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具体的なアイテムの中に、どんな情報をどういった形で入れていくかを検討したものです。大拠点では市域の案内、周辺の市町村を含む全体の案内、観光コースの案内、イベント案内などを入れることに決まりました。中拠点では、地域の案内、イベント表示などをいれていくことになりました。小拠点では1キロ四方の案内をこの中に入れています。
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大拠点→中拠点→小拠点とサインを置いていく過程で、どうしても小拠点あるいは中拠点のいくつかでサインが置けない場所が町なかに出てきます。そういうときはサブシステムとして、道しるべを床に埋め込んで案内していくという方式を取りました。
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