自然がもたらすもの
■1)うつろう/季節、時間の恩恵
まず「自然がもたらすもの」は全ての人々の心の財産と言えると思いますが、ここでは写真を楽しんで見て頂ければと思います。
NTT武蔵野研究センター「うつろう」は季節や時間の恩恵です。この写真は、NTT武蔵野研究センターです。既存の桜とその花びらが池に浮かぶ様です。
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芝桜これは私どもの設計ではなくて、日建設計さんが東京三田の住友不動産三田ツインビル西館をデザインされたものです。オフィスロビーの前に芝桜の庭を展開させています。
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HAT神戸の路地花壇住民のガーデンクラブが季節ごとの花を自由に楽しめる花壇を考えました。季節ごとに風景が変わっていく路地です。
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ガーデン東ヶ丘これは東京の高級賃貸マンションの中庭です。サルスベリを植えています。オープン直後の写真で、夏に圧倒的なボリュームのピンク色のサルスベリの花が咲いて、設計した我々自身も驚きました。
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東京のレジデンス石のベンチの上に紅葉したサルスベリが葉を散らしている様子です。
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埼玉県のケヤキ広場上から見おろした俯瞰の写真ですが、季節ごとに変化する風景が見られます。
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大阪御堂筋四、五日前に御堂筋を歩いていて、イチョウの葉が歩道に落ちている様子を写真に撮りました。こういう落ち葉に対しても、日本人はなんらかの感慨を持つ民族だと思います。
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熊本県庁の前庭熊本県庁の前庭に植えられていた椿を撮りました。見事に花びらの絨毯になっていて、冬の風景を彩っています。
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我われもよく水鏡のようなものを設計しています。
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東京・赤坂タワーレジデンスここは竹中さんと日建ハウジングシステムさんとの共同設計で、我われはランドスケープデザインを担当いたしました。これは、黒い石の水盤です。
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東京・赤坂タワーレジデンス同じレジデンスの写真で、これは石のベンチです。我われは石鏡と呼んでいるのですが、ベンチに風景が映り込んでいます。
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名古屋・八事山興正寺お寺の中庭の設計です。ここにも大きな水盤を置きました。天気のいい時には、青空が映り込みます。
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京都・新都ホテルJR京都駅の南側に隣接している新都ホテルのアネックス棟のランドスケープです。1階部分の駐車場の上にチャペルがあるのですが、チャペルが水に浮かぶというデザインです。水が滝のように流れ落ち、下の池で受け止められるという構造です。その水のゆらぎを1階のレストランから眺めることができます。
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ケヤキ広場の冬の光景こういう光と影が作り出す風景を日本人は大事にしてきたのではないでしょうか。
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大阪・毎日インテシオ西梅田の毎日新聞社本社に新しく別館が出来ました。その1階から2階のエントランス部分です。緑の波の丘からミストを出しているのですが、出来上がってからここに来ると、まるで高山の上にいるような錯覚に囚われました。
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名古屋・八事山興正寺先ほど紹介した興正寺の夜の水盤光景です。薪能などのイベントがあるときには、ここが仮設の舞台になります。回りからミストが出るようにして、幻想的な雰囲気を出そうと試みました。
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東京・グランドパレスホテルロビー水の様相の中で、滝は重要な要素になります。これはホテルのラウンジの前の滝です。これは深谷光軌さんという有名な造園家の設計で、岩と水を組み合わせた実に見事な風景です。
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東京・赤坂タワーレジデンスレジデンスの一番南側になるのですが、ここに大きな滝を筒状につきだした所から流しています。昔、江戸城の外堀には「赤坂どんどん」と呼ばれた滝があったのですが、ここはその近くでもあるし、それにちなんで設計しました。
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大阪・西梅田西梅田にあるガーデンシティの中の地下の壁面を利用した滝です。佐々木葉二のデザインです。ダイナミックな中に繊細さを感じる滝です。
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京都・有芳園これは小川治兵衛が手がけた庭園のひとつで「有芳園」の一部です。自然の渓流を人工的に創ったという点では、驚きの風景です。
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京都・碧雲荘これも小川治兵衛作庭の庭園で、「碧雲荘」の風景です。大きな流れの中に、流れつくばいという石を配置しています。
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京都・新都ホテル次は池のデザインです。これは新都ホテルの2階部分の池です。水面に回りのいろんな風景が映り込みます。
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大阪上本町・タワーレジデンスここでは、わき出るような水をデザインしています。上町台地の泉のイメージです。
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大阪上本町・タワーレジデンスロビー空間からの眺めで、光が内部の壁のところに映り、それがゆらゆらゆらめいているという、思わぬ光景を展開しています。
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