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再び川の美しさについて

画像ha144 改行マーク(144)美しい川の風景は人間がつくる場合、 地域、 場の素材を用いて造りすぎないこと。 周辺の樹木、 草花などとをうまく融和させる。 スケールは近景ではできる限りヒューマンであり、 中・遠景ではダイナミックに切断しない連続性で造ることです。 ここでは、 石造護岸と水の流れと樹木がいい関係で構成されています。

[近江八幡]

画像ha145 改行マーク(145)背景の樹林と素朴な石造護岸がうまく溶け合っています。

[京都高瀬川]

画像ha146 改行マーク(146)四万十川です。 言葉のいらない風景です。

[高知県]

画像ha147 改行マーク(147)京都嵐山の桂川です。

[京都市]

画像ha148 改行マーク(148)大阪の天満橋付近です。 川のデザインの一つとして、 手前に見えます木もしくは鉄の柵があって、 護岸にツタ類の緑があって、 これらのものが上手く絡み合ってくれれば、 都市の中に見られる硬質で無味な川も、 風景として見ることができるでしょう。

[大阪市大川]

画像ha149 改行マーク(149)鴨川です。 白い水しぶきが川面にさわやかさを感じさせてくれます。

[京都市]

画像ha150 改行マーク(150)岡山の西川です。 石造護岸から水面に草花が顔を出しています。 春が来て花が咲きますと、 違った四季の川の表情を見せてくれます。

[岡山県西川]

画像ha151 改行マーク(151)嵐山の再構築した山止めの護岸です。 神戸の生田川でも見られた場所性と歴史性から風景の継承を大切にした景観構造です。 がんばってくれています。

[京都市嵐山]

画像ha152 改行マーク(152)心を込めてあきらめず、 素朴な本物を使って水辺の護岸を造っています。 白い玉石と陸の緑の築堤とが美しい配色でコントラストを描いてくれます。

[京都市鴨川]

画像ha153 改行マーク(153)取水口の構造デザインです。 いいですね。

[京都市鴨川]

画像ha154 改行マーク(154)これは、 先ほど神戸や嵐山の事例にもありましたが、 まわりの古くからある石の壁に対して、 新しく造った部分もそれに合わせて場の景観継承を図るという、 私にとってうれしい事例です。

[京都桂川]

画像ha155 改行マーク(155)最後の清流といわれる四万十川です。 手すりもない流れ橋がスレンダーで美しい風景です。

[高知県四万十川]

画像ha156 改行マーク(156)これは去年の夏、 私が自転車に乗って走り回り撮影した思い出の四万十川です。 石の川原に小舟が浮かんでいて澄んだ清水と川を包み込むような緑の里山的風景と背景の森がとても美しいです。

[高知県四万十川]

画像ha157 改行マーク(157)(158)(159)この様に美しい四万十川も、 残念ながら最近は水が汚れてきていると聞いています。

[高知県四万十川]

画像ha160 改行マーク(160)これは先ほど紹介しました、 「貴船川、 昔の川に戻してよ」という子供達のメッセージです。 我々大人達への警告と希望のメッセージです。

[京都市]

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