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〈写真1〉
ブタペスト、 プラハ、 あるいはナポリ、 ローマには、 山があって水があるという共通点があります。 これは、 ブダペストのドナウ川です。 丘とか山が町のなかにあると、 そこには擁壁ができ階段ができます。 そして、 川があると橋を作るわけです。
この橋はクサリ橋というのですが、 これをブタベストの丘の上から見ると右の写真のようになるわけです。 19世紀の末に作られた非常に美しい橋です。 左の写真を見ていただくと、 軸線を向こう側の建築に向けてきっちり作っていることが分かります。
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〈写真2〉
これはブタペストの別の橋です。
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〈写真3〉
王宮の丘の方にある漁夫の砦です。 曲線を上手に使いながら擁壁を作って、 その上をテラスにしています。 それをぬって階段が設けられています。 これは土木の仕事です。
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〈写真4〉
階段が丘の上のあちこちにあって、 おもしろい、 ドラマチックな空間を作り出しています。
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〈写真5〉
あちこちに擁壁があります。 右の写真は、 あちこちに柱型があって建築的な感じがするのですが、 擁壁です。 その上をテラスにしています。
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〈写真6〉
これもそうです。 左側は、 擁壁と土の部分をうまく組み合わせています。
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〈写真7〉
プラハのまちの中心にあるカレル橋です。 現在の姿になったのが1403年という、 古い橋です。
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〈写真8〉
その橋を渡って向こう側に行くと、 王宮があって、 美しい階段がつらなっています。
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〈写真9〉
これは、 ナポリです。 ナポリにも、 おもしろい階段がたくさんあります。 普通土木というと、 大河川を作ってみたり、 大オープンスペースを作ったりということをするのですが、 こういった、 いってみれば小土木というべき階段とか擁壁が、 まちの基調を作り出しています。
阪神大震災では、 石垣がたくさん崩れてなくなり、 まちの雰囲気がかわりました。 そういう小さな土木も重要です。
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〈写真10〉
ナポリの海辺のテラスです。 これだけ高いところで、 ただ擁壁を作って、 上をテラスにしているだけです。 向こうにベスビアス火山が見えます。
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〈写真11〉
ローマには7つの丘があり、 階段があちこちに作られています。 スペイン階段は、 ただ階段があるだけですが、 毎日、 毎晩、 人が集まってきています。
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