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植民地時代の住宅地での開発規制

画像ikoh05 改行マーク次は、 オランダ植民地時代に造られた住宅地、 いわばニュータウンです。 メンテン(Menteng)と呼ばれ、 現在は景観保全地区(Menteng Conservation Area)になっています。

改行マークこの住宅地は、 グリッドパターンで造られています。 土地利用が変化してきていますが、 できれば住宅地のままとしておきたい、 建築の形も守りたいと考え、 1970年代からルールがつくられています。

改行マーク図の下の方がそのルールを示しています。 Aクラスは形を変えることはできません。 Bでは道路に面した前面部は従来の形を守らなければなりませんが、 後は新しい建物を2階まで建てられる事になっています。 Cは前庭部分を保全する必要があり、 Dはかなりフリーにできるところです。

改行マーク新しい建物を建てる時には、 これらに基づいて真剣に議論されます。

画像iks024 改行マークこれは古いニュータウンの住宅です。 形態を守って雰囲気をつくっています。

画像iks025 改行マークジャカルタのマスタープランの図です。 オレンジの部分はそのまま保存する地域、 赤はファサードや屋根の色は守る地域、 黄色は変化してしまったので保存に関しては仕方がないという地域です。

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