私は、 日ごろグラフィックデザインをやっております。 グラフィックデザインといいましても、 主に、 広告、 宣伝物、 コーポレート・アイデンティティ、 もう少し立体的なものに関わるものとしてはサインもやっています。
ガイドブックやサインについては、 先ほどのイギリスの住宅地の例であげられたカムデンの地図で通りの名前を全て載せているなど、 色々よい例があります。 一つのまちをガイドするガイドブックやサインなどを作る時、 そういうよい例と、 日本での色々なガイドブックをふまえて、 基本になるフォーマットをまず都市環境デザイン会議のような団体で作っていくことも必要かと思います。
私は今、 滋賀県の大津に住んでいるのですが、 県全体をガイドするものやまちをガイドするものなど、 色々出ています。 行政で作った陳腐なものもあれば、 行政と市民レベルで作ったマップもあります。 また一方では、 商業施設だけで作ったマップもありますし、 それらが錯綜しています。
これでは、 他府県から来た人にとっては分かりにくいと思います。
一方では、 琵琶湖の周辺を歩くとか、 車でドライブするにしても、 心地よいサインがあるかといえば、 それもありません。
何か、 そういう基本になるガイドに、 それぞれのまちの特色を出すガイド、 例えば公園へ行くためのガイドとか、 街並みを歩いていくためのガイドとかをプラスしていくことによって、 楽しいガイドができるのではないかと思いました。
都市案内の基本的なフォーマットの必要性
今北紘一
一言、 言わせてください。
このページへのご意見は前田裕資へ
(C) by 都市環境デザイン会議関西ブロック JUDI Kansai