それは、 例えば、 ベルリンフィルの音楽監督がイタリア人であるケラウディオ・アバドであるとか、 今一番大きなプロジェクトには、 イタリア人のレンゾ・ピアノがマスターアーキテクトとして入っていたり、 あるいは、 ポーランドのダニエル・リベスキンドの問題作であるユダヤ博物館があったり、 フランスのドミニック・ペルーという建築家が地下競技場をやったりといように、 国際的な人が集まっているということが一つあると思います。
神戸も、 もともとは外国の貿易商が住みついた街であり、 また、外国から船がたくさんやってきた、 体質的に国際的なものを持っている街だと思います。 地形的に不気味で明るいところに、 インターナショナルということが加味されているということが、 神戸を形づけていると思います。
これは、 建築の計画においても、 ランドスケープの計画においても、 やはりベーシックに持ちながら、 はずしてはいけないことではないかと思います。
建築は、 インターナショナルか、 あるいはドメスティックかという論はあるかと思いますが、 神戸は、 独特の地形と歴史がありますから、 それらをふまえたうえで、 ある要素というものをつかんでいく必要があるかと思います。
国際的な神戸
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