HAT神戸・東部新都心に見るマスタープランの役割と課題
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国際的な神戸

改行マーク私は、 ベルリンにアトリエがありますので、 神戸とベルリンの比較をしてみたいと思います。 すると、 色々な共通点があります。 それは何かといいますと、 一言で言えば、 国際的なかかわりがいろいろあるということです。 これは、 神戸の場合には、 国際的な交流の歴史だと思います。 ベルリンも、 ものすごく国際的です。

改行マークそれは、 例えば、 ベルリンフィルの音楽監督がイタリア人であるケラウディオ・アバドであるとか、 今一番大きなプロジェクトには、 イタリア人のレンゾ・ピアノがマスターアーキテクトとして入っていたり、 あるいは、 ポーランドのダニエル・リベスキンドの問題作であるユダヤ博物館があったり、 フランスのドミニック・ペルーという建築家が地下競技場をやったりといように、 国際的な人が集まっているということが一つあると思います。

改行マーク神戸も、 もともとは外国の貿易商が住みついた街であり、 また、外国から船がたくさんやってきた、 体質的に国際的なものを持っている街だと思います。 地形的に不気味で明るいところに、 インターナショナルということが加味されているということが、 神戸を形づけていると思います。

改行マークこれは、 建築の計画においても、 ランドスケープの計画においても、 やはりベーシックに持ちながら、 はずしてはいけないことではないかと思います。

改行マーク建築は、 インターナショナルか、 あるいはドメスティックかという論はあるかと思いますが、 神戸は、 独特の地形と歴史がありますから、 それらをふまえたうえで、 ある要素というものをつかんでいく必要があるかと思います。

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