HAT神戸・東部新都心に見るマスタープランの役割と課題
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 マスタープラン確定後始まったのは、 住棟及びランドスケープの実施設計です。 これらは12月までにあげなければならない。 96年の4月にはクレーンが動いていなければならないタイムスケジュールの厳しい工程でした。 そこで早急に13人の建築家グループが選ばれたわけで、 そこから遠藤さん達との合流が始まりました。 最初に住棟のデザインを各事務所が1/200模型を作って検討に入りました。
 ランドスケープ側からは、 ガーデンロードと呼ぶ大きなモールを軸に、 超高層住宅や、 板状住宅の足下を、 中庭(インナーコモン)とつながる開口部を利用して、 オープンスペースによって各住棟を繋いでいこうという提案をしました。 このガーデンロードは今は灘の浜モールと呼ばれています。
 HAT神戸は既存の街と離れていますから、 店舗を導入しなくてはならない。 そこでコリドールに沿って各店舗が並び、 灘の浜モールはいわゆるガーデン型の街路を作ろうということを提案しています。

(C) By 佐々木葉二

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