住民参加とプロジェクトのあり方について
アディ
コタ・グデの保存の対象、 活動、 ルートについて、 新しい所と古い所を繋いでゆく提案を考えていますが、 まだでき上がっていません。 かわりにマリオボロのケースを紹介します。
図3(a) マリオボロ・プロジェクトの基本コンセプト1
図3(b) マリオボロ・プロジェクトの基本コンセプト2
図3(c) マリオボロ・プロジェクトの基本コンセプト3
ここでは住民の参加について一つのパッケージを考えています。 というのもコンポーネントを中心にすると、 政府の仕事になって、 施設や道をつくらないと駄目だと言うことになります。 パッケージであれば、 たとえばパーキングをつくると、 そのまわりに新しいコマーシャルができ、 まわりの住民もそこから利益を得られます。 そこからお金が生まれます(図3)。
マリオボロの古い歴史的な建物についても同じことが言えます。 シータさんと一緒に駅の開発についても、 駅だけではなくその周辺も一緒に発展するような案を考えています。 ただこれは、 マリオボロの中心性を高めると言う従来の考え方を脱していません。
住民の参加については、 インドネシアでも少しずつ始まっています。 お店を持っている人、 企業、 自治体の話し合いが始まっています。 12月にもそのような話し合いがもたれます。
斎藤さんの質問ですが、 確かに参加にはオプティマイゼーションが必要です。 お金も必要ですし、 政府によるインフラ整備などのサポートも重要ですが、 これからはプライベートセクターがより重要になってくると思います。
そのため、 プロジェクトが進めばプライベートセクターにお金が入ることをアピールしなければいけません。 住民に利益になることがとても大切です。
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