1950年代と90年代の風景を比較する
さて今日のテーマである「うつろいの大和」ですが、 これは1994年に出版された写真集『うつろいの大和』(朝日新聞奈良支局編、 かもがわ出版)のタイトルです。 この写真集には大変有名な写真家である入江泰吉さんの1950年代の大和の写真と、 入江さんと同じ位置から1990年代に撮られた他の写真家の写真がならべて掲載されています。
40年後に同じ地点から撮られた写真を比較することで、 大和に何が起こったかが分かります。 これから写真をご覧いただきながらその変化をご紹介したいと思いますが、 私は次の六つの視点から述べたいと思います。 すなわち
(1)高い所から見た眺望の変化
(2)アーバンスプロールの進行
(3)水辺の変化
(4)モータリゼーションの影響
(5)新しい建物タイプの出現
(6)保存の人工的な手法による変化
です。
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