日本におけるユニバーサルデザインを考える
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大泉緑地(植物と親しむ)

画像miya015 改行マーク視覚障害者が何で雰囲気を判断するかと言いますと、 聞こえてくるおしゃべりが大きいのです。 たとえば「きれい」と言う感動の言葉を聞くことによって、 そうなのかとイメージが膨らみます。 だからそういう場所をいくつか作っています。

改行マークこの例では明暗の差がありますので、 弱視者の方も穴の向こうの雰囲気を見ることができます。 もちろんデザインとしても考えています。

画像miya017 改行マークこれはお馴染みになったレイズドベットと呼ばれるものです。 車椅子でちょうど触れる高さになっています。 色々な本で紹介されているように、 つま先が入るスペースが空いています。

改行マークこの場所は「五感の庭」、 食べる、 口にするというテーマでデザインしています。 ここではキッチンで使う植物、 たとえば、 野菜だとか、 パセリだとか、 そう言うものを植物材料として使っています。

改行マークまた弱視の方には色の使い方が極めて大事です。 色彩計画も植物を選ぶ上での大事なポイントです。

画像miya018 改行マークここにはゲートを使っています。 スキーの旗門のように黄色と黄色のゲートの間をくぐっていくという趣向です。 次は、 赤の間をくぐっていく。 次々といろいろな色が出てきます。 それも一つのデザイン要素として取り入れております。

画像miya019 改行マークよく見ていただかないと分からないのですが、 この写真のレイズドベットは高さが緩やかに変化しています。 障害者、 あるいは高齢者の方を考えるときに、 難しいのは障害者という一言でくくってしまえないことです。 いろんな障害の度合いや体格の違いがあります。 だからレイズドベットは70cmと一律に決めてしまうのは問題なのです。 60cmや80cmなど、 いろんな高さがあることによって、 いろんな人に対応することができます。 そういう多様性がきわめて大切なのです。 これは、 ここで実際に高さを変えてみて初めて分かりました。

画像miya021 改行マークこう言う風に実際に身近に植物に触れることができます。 色彩計画も見ていただきたいと思います。

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改行マークリクライニング型の椅子は、 ゆっくりと座れそうだということで公園で良く使われていますが、 この種類の椅子は、 体が不自由な人にとっては、 立ったり座ったりしにくいそうです。 椅子の背中が立っていて少し角度のある椅子のほうが、 むしろ使いやすいと言うデータがございます。

改行マークさらに写真のような肘掛があると使いやすいそうです。 浮浪者がここで寝られないようにということもあって、 割と使われますが、 そういうタイプの椅子をここでも使っています。 また、 椅子の横にスペースを空けておくと、 車椅子の人が横に並んでお話することができます。

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