日本におけるユニバーサルデザインを考える
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公園の維持管理

改行マーク今から公園のお守り―つまりソフト部分なんですが、 それがいかに大事かという話をします。 スライドで見ていただいておわかりのように、 あのようないい状態を続けるには、 維持管理にはお金がかかります。 「ふれあいの庭」およそ2000m2で年間1500万円ぐらいは必要だったと思います。

改行マークまた「利用してもらうため」のデザインですから、 その管理費や管理システムが必要です。 例えば、 花を入れ替えるためにプロの人手がいる。 それがちゃんと出来るかを見守るために私が仕事を引き継いだようなものです。 本当は綺麗に維持管理出来るように最初から考えておかないといけない。 そうでないと、 ユニバーサルデザインは出来ないのではないかと思います。

改行マークところで、 なぜあの場所にユニバーサルデザインの公園なのかと言うと、 実はあそこに「花と緑の相談所」があるからです。 そこでは、 大阪府公園協会に委託して相談業務や講習会をやっていただいております。 そういう窓口があれば、 公園の維持管理もうまくやってくれるのではないかということだったのですが、 残念ながら「まだそんな面倒はみれん」と言うことのようで、 現在その連携をはかっているところです。

改行マークたとえば「ハーブ友の会」の組織化です。 50人ぐらいのおばちゃんがいて、 イベントの時にはハーブティーを入れてくれたり、 ふれあいの庭の案内をしてくれています。 実際に植物をさわって綺麗にするところまでは行っていないのですが、 いずれはやってもらいたいと思っています。

改行マークまた公園に勝手に来て見てもらう使い方の他、 解説が必要な所もありますので、 障害者をきちんとアテンドできるシステムが必要だと考えています。 車イスの方や目の不自由な方がけっこう来られます。 施設の方が団体で来られることもあります。 そういう方々を案内誌ながら解説もしてあげようということで、 まず服部緑地で「ヒーリング・ガーデナー」という制度を発足させました。

改行マークこの一期生は今は巣立って服部緑地の都市緑化植物園でいろんな人を案内しています。

改行マーク大泉緑地でも1月スタートの予定で50人募集したところ、 130人以上の応募がありました。 そういう人たちに1〜6月の半年で講座を行い、 その後1年間実習をやっていただき、 ヒーリング・ガーデナーとして育成します。 それから先はボランティア組織でやってもらうということになると思います。

改行マーク本当はここまでやっていくのがユニバーサルデザインだと考えています。 よそは知りませんが、 ウチではそう考えています。

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