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図22a アイデンティティ ―日本のまちづくり1
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鳴海:
図22aは出石の街並み保存のデザインガイドラインですが、 ここでは傾斜平入りの屋根を使っていこうとされています。
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図22b アイデンティティ ―日本のまちづくり2
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図22bは横浜の大倉山です。 ギリシャ風のデザインを使おうという、 とんでもない商店街です。 ギリシャ風の傾斜屋根のお好み焼き屋さんと接骨院はなかなかのギャグで面白いと思います。
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図22c アイデンティティ ―日本のまちづくり3
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図22cは、 高層住宅とかにできるだけ屋根を付けて、 柔らかくしたらどうかというデザインガイドラインの一部です。 のせる屋根のタイプを事例によって示しています。 三角屋根をいっぱい付けて、 スケールをなじませるとか、 曲面を使うとか、 ともかく、 景観に配慮して屋根を使ってくださいという、 そういうメッセージがガイドラインには沢山あるんです。
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図23 アイデンティティ ―日本のまちづくり4
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ミレーナ:
図23は、 滋賀県の彦根の伝統的なエリアの商店街です。 ここでは屋根の材料や屋根の勾配が、 伝統的なアイデンティティを活かすために全部決められています。
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図24 アイデンティティ ―日本のまちづくり5
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鳴海:
図24は、 新しいアイデンティティをつくろうとしているものです。
原広司さんが群馬県の渋川で提案したもので、 商店街の裏側に遊歩道つくって、 そこにお店を入れながら図24のような街並みをつくってこうという提案です。
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図25 アイデンティティ ―日本のまちづくり6
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ミレーナ:
図25は、 名古屋の大曽根モールです。 三角屋根で街並みをつくっています。
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図26 アイデンティティの創造 ―日本のまちづくり7
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ミレーナ:
図26は、 屋根の意匠を決めている尼崎市のデザインガイドラインの一部です。
鳴海:
大きなスケールをまわりになじませるために、 屋根をいっぱい付けなさい、 曲線を用いて柔らかくしなさい、 スカイラインをそろえなさい、 勾配そろえなさい、 小さい屋根をたくさん作りましょうと、 ともかく、 屋根に関する記述がものすごく多いガイドラインです。
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