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5 現地で一句――第3回ワークショップ

 『8月3日(日)、 第3回暮らしのワークショップが開催されました。 今回は、 建設地の見学と芦屋市立美術博物館でのアートワークの紹介がメインテーマでした。

 待望の見学会!南芦屋浜団地の建設現場を見に行きました!
 日差しも強い夏真っ盛りの日、 2台のバスに分乗して美術博物館を出発しました。 バスの中で、 遠くに見える建設現場のクレーンを見て「あそこに今から行くのよ」「結構遠くに見えるわね」と話しながら、 バスに乗ること約15分。 現場に到着してバスから降りると、 まず感じるのは海からの強い風。 それにもめげずみなさんあちらこちらに散らばって感慨深げに建物の回りを散策。 当日の現場は、 6階建ての低層部分は屋根まで、 高層棟は10階まで建設が進行していました。 参加者のみなさんには現地での感想を短歌や俳句にしたためてもらいました。

 楽しい住まいづくりのために…アートワークを知ろう!
 現場を見学した後、 南芦屋浜団地のピロティや庭に楽しい仕掛けをして下さるアーティストの方にお話をしていただきました。 「アートというのは特別のものではなく、 毎日食べるご飯と同じ。 どこにでもある材料で、 おいしく食べるために飽きのこないものを作り楽しんでもらいたい。 時には皆さんで世話をして可愛がってもらいたい」とのことです。 さて、 どんなものができるか楽しみですね!』

 

改行マーク現地を見ることの創造性、 これはリアリティに根差したものだ。 見学会は多くの人の強い要望によってこの日を第1回目として繰り返し開催されることになった。 ただ単に建設現場を見ること、 しかしここに『創発』の源泉をかいま見ることができる。 リアリティを持って「受け入れること」これが「理解」の前提であり、 この「理解」のプロセスこそが『創発』を生み出す第一歩であると思う(図9-18)。

改行マークこの時、 演劇や詩歌という表現手段は、 とても力を持った表現手段となる。 単なる意見交換では交わすことのできないレベルの感情をそれぞれが自らの中に創造的に生み出す有効な手段となる可能性を持っている。 その瞬間、 参加者は一瞬立派なアーティストになる。

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