育てる環境とコミュニティ
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7 思い出の植物――第5回ワークショップ

 『10月12日(日)第5回暮らしのワークショップが開催されました。 今回はナチュラルコモンに計画された『だんだん畑』と外部空間を彩る樹木の計画について話し合いました。

 中庭に現れたアートプロジェクト『だんだん畑』

 住棟に囲まれた中庭の部分には、 前回説明した集会所と広場のある中庭と入居者の方が園芸活動を楽しめる中庭があります。 この部分はアートプロジェクトとして第3回暮らしのワークショップでもご紹介した、 幾つかのアート作品と同じ主旨によって田甫律子さんというアーティストの方が計画しています(図9-23)。 この部分の計画の内容について、 直接、 田甫さんから説明を受け、 各自の園芸活動の経験を「楽農」という言葉をキーワードに話し合いました(図9-24)。

 ランドスケープデザインを担当している生田さんからは、 この団地を彩るたくさんの樹木の植栽計画について具体的にお話を聞くことができ、 団地の庭の部分について少しイメージできるようになったのではないでしょうか。 』

 
改行マークワークショップの中ではみんな思い出の植物について語った。 この内容は植物にまつわる思い出をカルテに書き留めてもらい今後計画している「楽農講座」につなげていく手がかりとなった(図9-26)。

改行マーク「宝物」の中にも見られたように植物を育むことは、 コミュニティづくりに深くつながる内容を持ち、 なおかつ思い出もそこに重なり合っている。 その意味では、 コミュニティガーデンのような活動は入居後の人間関係作りに必要不可欠なものである。 こうしたことからも「楽農講座」への発展が期待されている。

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