HARはる基金

阪神・淡路ルネッサンスファンドニュースレター

「HAR はる基金」1996年4月20日 創刊号

■■ 転載自由 ■■

発行:財団法人 まちづくり市民財団
阪神大震災復興市民まちづくり支援ネットワーク事務局

貴方は人目(96.10.25〜)の訪問者です。


阪神・淡路の復興に今こそご支援を!

阪神・淡路ルネッサンスファンド顧問 伊藤 滋

 震災直後から、 私は政府の阪神・淡路復興委員会の一員として政府・自治体は何をすべきか、 全力をあげて提言し、 その多くは具体的な施策となり実施されてきました。 にもかかわらず私は行政の立場には限界があることも痛切に感じさせられました。

 行政には手が届かない領域で苦闘する被災者とその協力者を支援するためには、 民間非営利の資金の意味は非常に大きいと私は考えています。

 被災地の「くらし・すまい・まちの再建」は、 むしろこれからが正念場となりますが、 その支援を目的とする阪神・淡路ルネッサンスファンド(HAR基金)への募金を通じて、 阪神・淡路の再生にぜひとも、 いま一度、 おちからぞえいただければ幸いです。

●HAR基金に430万円の寄付

-明治生命保険の職員の皆さんから、 多大な応援をいただきました-

 阪神・淡路の被災地の復興まちづくりを応援すべく設立されたHAR基金(阪神・淡路ルネッサンスファンド)は、 この春に予定している第2回助成に向けて、 全国の有志に募金を呼びかけてきたが、 この度、 明治生命保険相互会社の職員の有志から、 430万円の寄付が寄せられた。

 同社では、 この1月末に、 企画部社会公共室が全国の社員に向けてHAR基金を紹介し、 募金の協力を訴えかけてきたが、 その寄付がまとまったもの。 社会公共室自身も、 予想をはるかに上回る金額が寄せられたことに驚いている。 企業社会に、 新しい個人寄付の文化が育ちつつあるともいえよう。 なお、 3月12日の午後には、 東京丸の内の明治生命本社で、 この寄付の贈呈式が行われた。

 HAR基金には、 これまでに約940万円の寄付が寄せられており、 そのうち600万円を昨年12月に助成したが、 現在、 第2回の助成に向けて募金活動に取り組んでいる。 明治生命のような形での募金が今後さらに各社・各地で得られれば、 1000万円を越える助成が可能になる。 HAR基金では、 各地の団体や企業に向けて、 このような協力を積極的に呼びかけていきたいと考えている。 是非、 報道関係機関をはじめ、 多くの関係者のご協力をあおぎたい。

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●阪神・淡路ルネッサンスファンド(HAR基金)

春の募金 大キャンペーン

“忘れてへんで 阪神・淡路!”
復興はいよいよ正念場、 息長い支援の手を!

◇◇HAR基金は、 あなたの思いを被災者の再起へ届けます◇◇

1.一般募金は、 公募による助成に使わせていただきます

2.特別募金は、 あなたの指定するプロジェクトに助成させていただきます


■お問い合わせ先■

HAR基金に関する詳しいパンフレットがありますので、 事務局までお問い合わせ下さい。

〈事務局〉
財団法人 まちづくり市民財団
〒102 東京都千代田区平河町2-14-8 青年会議所会館内
TEL.03-3234-2607  FAX.03-3234-5770

〈現地運営事務局〉
阪神大震災復興市民まちづくり支援ネットワーク事務局
〒657 神戸市灘区楠丘町2-5-20 まちづくり(株)コー・プラン内
TEL.078-842-3563  FAX.078-842-2203


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HAR基金ニュース第2号
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