雑誌はどの書店でも専用の平台がある。 そしてだいたい指定席が決まっていて、 よほど売れ行きが鈍らないかぎり、 同じ商品がグルグルと回転している。 つまり平積みの銘柄と場所が決まっているのだ。 雑誌の担当者は、 新号の発売に合わせて古いものから順番にはずして、 新しいものを積む、 というのがおおよその手順ではないだろうか。 この方法は頭を使わなくてすむ。 手っ取り早いと言うと叱られるかもしれないけど、 たぶん当たっていると思う。
平積みになるような雑誌は、 たいてい新聞広告を打っている。 それに読者は発売日を良く知っている。 新号の発売日が最も売れるのは当たり前である。 では2日目はどうかそして1週間後はどうか。 1週間過ぎてまだ平積続行できるほど最近の雑誌の展示期間は甘くないけど、 まあ1週間平積みしていたとしよう。 これは無意味である。 雑誌の命は3日だ。 それ以降は特集なんかを見て、いつもは買わない読者が買う時期に入る。 そしてこの時期は売上アップを狙う時期でもある。 特集と内容を見て「これはいける」、と思ったら長く平積みを続けよう。 この目的以外では雑誌の販売は3日で十分だ。 とにかく特集、 内容に目を向けよう。 定期購読している読者の去ったあとにおいしいチャンスが待っている。 仕掛け人はあなたである。 まぁ、 これくらいやらないと雑誌の大洪水にやられてしまうから。
そうそう、 雑誌の販売は3日と書いたけど、 3日たっら返品しなさいと言う意味ではありません。