コンビニやスーパーのPOSといえども、 全自動で仕入れや返品の判断をしているわけではない。 新規アイテムの追加や旧商品の削除という作業は、 誰かが行っている。 また季節や気候による商品の売れ行き変動はある程度コンピュータが予測し、 判断出来るようになってはいるものの、 微調整は誰かがやっている。 これができるのは少数の人間が管理できるだけのアイテム数しかないからである。
本の場合アイテム数を限定すると棚が空いてしまう。 在庫はすべて1冊であり、 回転中という商品が存在するからである。 スーパーなどでは、 在庫のない商品は売り切れである。 書店でも売れたらその棚に売り切れ補充中というサインを出すのだろうか。 また、棚で品切れがある一方、新アイテムが次々と入荷してくる。 POSは確かに素晴らしいアイデアに満ちている。 でもPOSは全自動ではないのだ。 自動化されていない部分、 つまり人間が判断する部分について誰がどのように管理するのだろう 。よくわからないけど書店のPOSって結構面倒臭いシステムなんじゃないかと思ってしまうのだが。 本当のところPOSっていったい。