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この年、まだ旭川や札幌方面に雪は降っていなかったが、
道東に近付くほど、雪景色が広がっていったのを記憶している。
手前の緑の中に点在する白い雪は、ほんの二・三日前の残雪だろう。
この景色を見てから10分も移動しないうちに、辺りは真っ白の風景に変化した。
車窓からの風景写真も、この写真から先は土の色も屋根の色もない。
久しぶりにポジフィルムを眺めていると、この写真だけが、
間もなく来る厳しい雪の季節を静かに待っているような気にさせてくれた。
これというポイントがあるわけではないのに、
凛とした世界の中に、しなやかさとしたたかさを混ぜたような空気感を感じるのだ。
以前から好きだった写真の一枚。
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走る列車の車窓からの写真で、ブレないように撮影するのは難しい。
最低でも500分の1秒のシャッター速度は欲しいところだ。
この写真を撮った時は、曇っていた上に光量の少ない早朝に近い時間。
125分の1が限界だったため、手前の方はどうしても流れてしまっている。
(また、車窓の写真は車内の明かりや反対の窓の光が写り込むことも多い。)
他にも・・、
シャッターチャンスをつかむのも難しいし、
撮れた写真も案外平凡なものに終わることも多い。
ただ、思わぬ光景や素晴らしい被写体に巡り会うことがある。
僕はいつも遠出の際は、膝にオートフォーカスカメラを置き、
シャッター速度優先AEにセットをして移動することを心掛けている。
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道東方面の本格的な雪のシーズンは、
北海道の中でも遅い方で、年が明けてからだと聞いたことがある。
北海道での仕事のツアーで、もっともわくわくするシーズン・・。
それはは、何といっても「冬」だ。
う〜ん。厳冬の2月頃の北海道を、当てもなく歩いて見たいなぁ。
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'96.9th.Dec 7:40 頃 北海道旭川駅より列車で約40分ほど走って・・ |
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