平成11年12月 サフランについて


 


9月上旬からサフランの球根を子供が水栽培で育ててきました。
12月5日についに花を咲かせました。めしべが3本あり、赤色で花びらの外とにでており、ちょっと珍しい花なの調べてみました。

サフラン

(アヤメ科)C.sativus L.は11月上旬に葉の間から香気のある紫色の花を出し長くて裂した赤い花柱が3本、6弁の間から下がっている。


サフランは日本で栽培される薬草の中では重要なもので西日本に多く栽培される。サフランの花柱の上部の紅色部は黄色色素のクロチンで、苦味配糖体ピクロクロチン、精油などを含み、鎮静、鎮痙、通経、止血剤として月経困難、更年期障害、流産癖、子宮出血、百日咳の治療に用いる。この水溶液は10万倍に薄めても黄色を呈するので食品、化粧品、薬品の着色料としても用いる。

万有百科事典(小学館)より
  
サフランについては以前料理でご飯を黄色くするために使ったことがありました。しかし、それがめしべであったとはこの花を見るまで知りませんでした。
また、香辛料としてだけでなく薬としても使われているなんて、調べて初めてわかりました。



indexヘもどる