平成9年11月
牛の眼のまわりの肉(眼筋および脂肪)をはさみで切り取ります。
瞳孔の形は牛(草食動物)は横長です。
眼球の反対側の出っ張りは視神経です。(結構太いでしょう)
カミソリで切り込みを入れ、解剖バサミで内部を傷つけないように切っていきます。
切断した様子
ドローとしたものはガラス体です。
内側はこんな風になっています。ガラス体、レンズがあります。
黒と青緑色の膜は脈絡膜です。
脈絡膜の上に薄い半透明肌色の網膜があります。(血管も通っています。)
文字の上に牛のレンズを置くと拡大されているのが分かります。
遠くのものを見ると反対に写ります。
初めのうちは気持ち悪い、とかやりたくないという声があったが、2人で
1眼を解剖しなければならないのでしょうことなしに始める。
しかし、解剖バサミで眼球を2つに切断する頃にはすっかり慣れてきてなんだか
楽しげ?にやっていた。
そして、内側の青緑の鮮やかな色や網膜、レンズを見る頃にはすっかり眼のとりこに
なっていた。
眼の構造が教科書に載っているが、まさしく実感できたのではと思った。
牛の眼球の購入先 (平成10年11月現在)
・東洋理科(教材屋)、価格 1個 140円
・京都中央畜産副産物卸協同組合
TEL 075−072−1052
TEL 075ー681ー0853
住所 京都市南区吉祥院石原東之口2
(水、日曜日、第二土曜日は休み)