信徒の減少に直面している



一段と厳しい社会環境になってきた日本・・。
気付いている人もいれば、見過ごしている人もいるが、
日本の社会は、反省と悔い改めの時期を向かえている。

キリスト教の教会とクリスチャンが、名実共に、
日本を混乱と閉塞感から救い出すメッセージを発信するなら、
キリスト教の信仰は、その重きを社会の中に得ることになるだろう。

しかしながら、
もともとから少数派に甘んじている、
日本のキリスト教は、いまや信徒の減少に直面している。
信徒の高齢化と再生産を怠ることによる、
信徒の少なさは説得力を持たない。

今まさに急務なのは、
キリスト教信仰の原点である、
ひとりの人がすべての人のために死んだという・・・・、
イエス・キリストの十字架の死による贖いのわざ(あがないのわざ)という出来事が、
すなわち”福音 ”が広く語られるなら、
広く説かれ解き明かされるなら、

身近で誰にでも理解できる内容を持つキリストの福音が解き明かされるなら、
それが、なぜ日本を救うメッセージになり得るかを知ることとなるだろう。

「キリストは、わたしたちの父なる神の御旨に従い、
わたしたちを今の悪の世から救い出そうとして、
ご自身をわたしたちの罪のためにささげられたのである。」

(新約聖書・ガラテヤの信徒への手紙・1章4節・口語訳聖書)

神のひとり子キリスト・イエスは、
被造物・神の作品としての私たちのために、
創造主なる神の意志に従い、
この悪の世からわたしたちを救い出そうとして、
御自身をわたしたちの罪のために、
十字架に命を献げてくださったのです。

私たちの本性的な性質、
生まれながらに負っている罪深さにより、
神の意志に沿わない方向に、暮らしを築きあげて来た人間たち。

私たちを救うためにキリストは・・・・。

近代的で豊かな暮らし向きは、決して神の恵みではありません。
創造主なる神に反し背いてきた結果が現実の世界なのです。

この騒々しい世界は、
決して神の意志に従ったものではありません。

心の渇きを満たそうと、人はさまざまに試みますが、
人の心は、神に飢え渇いていることを知らなければなりません。
ただ、そうだとは気付いていないだけなのです。
見当違いの方向に進んできただけなのです。

私たちは向きを変えなければなりません。


北白川 スー

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Wrote up on May 19, 2014.