刺し子 花音(カノン)
アトリエかわしろでは、「刺し子」という素朴で実用的な技法を究極のハンドメイド製品と位置づけ、独自の解釈により制作をすすめてきました。制作にあたっては、つくり手の新鮮な感性とモノづくりに対する真摯な姿勢に可能性を感じ、福祉施設の利用者との共同制作という方法を選びました。
機械に頼らない針目は、つくり手のこころを映し出す鏡のように美しい姿となって現れてきます。それは日用品として、モノの重みや使う人を受け止めてくれる「手触り」となって、私たちの日々の生活をやさしく包んでくれるかのようです。
ブランド名の「花音(カノン)」は、美しい旋律の繰り返しをかたちに置き換えるという想いを、その名に託したものです。