アラートス/断片(1)
[底本] 11,2. アラートスによる。マルスの月〔3月〕第21日から白羊宮は太陽を迎え入れる。そしてもし、宮から宮へと太陽が移るのはいつかを汝が知りたければ、マルスの月の第21日から30日ずつを加えよ、そうすれば各々の宮にいかほどの度数を太陽が有するかを汝は見出すであろう、つまり、白羊宮でいえば、マルスの月第21日、夜の第4刻限に〔移る〕。すると白羊宮に留まるのは35日と5刻限の間。金牛宮にはアプリリオス月〔4月〕第21日、夜の第9刻限に〔移り〕、31日間留まり、マイウス月〔5月〕第22日昼の第12刻限に〔移り〕、双児宮に31日と16刻限の間留まる。巨蟹宮にはイウゥニウス月〔6月〕第23日夜の第4刻限に〔移る〕。そして巨蟹宮に31日と10刻限の間留まる。獅子宮へはイウゥリオス月〔7月〕24日夜の第2刻限に〔移り〕、獅子宮に30日間24刻限の間留まる。処女宮にはアウグゥストスの月〔8月〕第24日昼の14刻限に移り、処女宮に30日と15刻限の間留まる。天秤宮へはセプテムブリオス月〔9月〕第23日夜の第4刻限に移り、天秤宮に29日と16刻限の間留まる。天蝎宮へはオクトーブリオス月〔10月〕第23日昼の第8刻限に移り、天蝎宮に29日と7刻限の間留まる。人馬宮へはノエムブリオス月〔11月〕第21日夜の第7刻限に移り、人馬宮に29日と4刻限の間留まる。磨羯宮へは29日と14刻限の間留まり、宝瓶宮へはイアヌゥアリウス月〔1月〕第19日昼の第6刻限に移り、宝瓶宮に30日と16刻限の間留まる。双魚宮へはペブルゥアリオス月〔2月〕28日、夜の第10刻限に移り、双魚宮に30日と6刻限の間留まる。 それぞれの日に上昇し、昼間にどれだけの宮が通過し、夜間にどれだけ〔の宮が通過する〕かを汝が知りたければ、次のようにせよ。〔すなわち〕 例。太陽が (134) 双児宮に上昇する場合、第1と第2を双児宮にあてがえ。第3第4は巨蟹宮に、第5第6は獅子宮に、第7第8は処女宮に、第9第10は天秤宮に、第11第12は天蝎宮に、〔ここで12まで行きついたので、昼間が終わり〕今度はまた第1第2は夜間の人馬宮に、第3第4は磨羯宮に、第5第6は宝瓶宮に、第7第8は双魚宮に、〔ここで12宮は終わるから〕第9第10は〔再び〕白羊宮に、第11第12は<金牛宮>に、そして太陽は双児宮に上昇する。 12宮の数価
1 白羊宮 50 7つの星の層
ラムポーン・クロノス〔照る土星〕は第1層を保持する。 2017.05.. 訳了
獣帯12星座の広さはそれぞれ異なる。今、概数を上げれば、 |