［ネケプソーとペトシリス］生涯と著作

［底本］
TLG 0995 004
Epistula Petosiridi supposita (e cod. Berol. 170, fol. 10)
Astrol.

F. Boll, Codices Germanici [Catalogus Codicum Astrologorum Graecorum 7. Brussels: Lamertin, 1908]: 161-162.

7.
(161)　説明。以下のように、個々の星の諸々の徴と諸作用とを精査することで、諸惑星に関する論においてもわれわれが受け入れたように、それぞれがいかなる星を有しているか、また、ここにわれわれが記したように、それぞれがいかなる獣帯星座に定位しているかを御身は見出し、識別なさるでしょう。続いて御身には、相異なる諸行事（こうじ）の別の有用性を解説しましょう、人界の最高権威者たる王中の王ネケプソーよ、12の獣帯星座の配置に関して、何かについての質問者がいかなる獣帯星座に属しているのか［そうすることで、上にあるように、その獣帯星座を言え］、〔しかし〕観察によってはたとえ望むものが現前していなくても、どうすれば名前を基に諸々の字母によってその獣帯星座を云えるかを。例えば、白羊宮は第１〔の獣帯星座〕にして 50、以下次のようになる。
第1　白羊宮　50　　第7　天秤宮　200
第2　金牛宮　60　　第8　天蝎宮　300
第3　双児宮　70　　第9　人馬宮　400
第4　巨蟹宮　80　　第10 磨羯宮　500
第5　獅子宮　90　　第11 宝瓶宮　600
第6　処女宮　100　 第12 双魚宮　700　800

(162)　別の行道。<……>ですから、諸々の獣帯星座が、惑動する〔星々〕<の>ひとつの全天のもとにある<かように>把握されるからといって、地上でも全体として互いに同じことを監視活動する必要はまったくないのです。

　占ってもらおうとする者の名前の字母から誕生宮を得る方法については、
各人の誕生宮をいかにして求めればよいかについて
誕生宮の見つけ方について
参照。

2017.12.12.　訳了