月の軌道の30日間の月齢表
ギリシア占星術文書目録4350_056
太陽の諸々の徴について
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[底本]
TLG 4350 056
Peri; tw:n hJlivou shmeivwn(e cod. Matrit. Bibl. Nat. 4616, fol. 95v)
Astrol.
Date of manuscript = A.D. 15
K.O. Zuretti, Codices Hispanienses [Catalogus Codicum Astrologorum Graecorum 11.2. Brussels: Lamertin, 1934]: 162-163.
11,2.
(162)
太陽の諸々の徴について、嵐と晴天の大気中の前兆
赤い太陽が上昇し、黒雲や赤雲のように黒くなると、雨を明らかにする。
太陽が群雲に掩蔽されて、上昇するか沈むかすると、雨模様である。
(163) 太陽の下〔=地上〕に雲が先に昇り、当の〔太陽〕が光線を顕すと、雨模様となる。
太陽が雲の真ん中に沈むと、雨模様で、嵐となる。
太陽が光線を自身の方へ集めると、嵐を明らかにする。
太陽が光線のように、雲の真ん中を上昇すると、嵐である。
太陽が赤雲のように上昇すると、風模様となる。
太陽が上昇時から多彩な仕方で上昇すると、嵐となる。
太陽が沈んだ後、沈む時の雲をともなっていると、嵐の日を明らかにする。
太陽が沈むために傾きつつ、左の黒い部分に雲を近くともなうと、すぐに俄雨を期待するべきである。
太陽が上昇しつつ、光線のまわりに暗い雲が立つと、にわか雨を予報する。
清浄な太陽が端的に上昇すると、晴天を告げている。
清浄な太陽が沈み、2倍の雲も同様であるなら、翌日は晴天になることを明らかにする。
わずかな雲が太陽の前に上昇した。晴天を期待してはならない。
蒼ざめた太陽が沈むと、晴天と穏やかな日を示す。
太陽が少し昇ったにもかかわらず、上昇時に大きくなるなら、晴天を示す。
2017.10.26. 訳了
生き物たちに基づく徴について、嵐と快晴と風の動きの前兆をなすかぎりの
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