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ギリシア占星術文書目録4350_106

暦占い





[底本]
TLG 4350 106
Calendologion (e cod. Vat. gr. 1823, fol. 103v)
Astrol.

Date of manuscript = A.D. 15-16
R. Wünsch, "Zu Lydus de ostentis," Byzantinische Zeitschrift 5 (1896): 419-420.



 主日がもしもカレンダエになるなら、その年は有用、戦争に最もふさわしい。春は湿、夏は乾、秋は風がよく吹き、小麦と豆類の豊作と、果実も有用。霰が降り、羊たちの増殖、葡萄酒の収穫美しく、オリーブと蜂蜜多し。若者たち、とりわけ女たちも滅びる。塩の欠乏。

 第2曜〔月曜日〕がもしカレンダエになるなら、冬は大きく雨模様、大気は清浄、春と夏は嵐模様、大雨。夏、小麦は多く豊作だろう、秋は乾燥、葡萄酒の豊栄、霜多く、突然の病と死。蜂蜜とオリーブの欠乏。

 第3曜〔火曜日〕にもしカレンダエになれば、冬は大きく雪模様、春は湿、夏は美し、小麦の豊作、実り多し、秋は乾燥。葡萄酒の不作、蜂蜜の欠乏。突然の病が成人に襲いかかり、女たちの破滅。オリーブは実らず、帆走する者らの海難があるだろう。

 第4曜〔水曜日〕がもしカレンダエになれば、[冬は大きく]雨がち、春は湿、夏は美しく風が吹くが乾。小麦の豊作、秋は湿、至る所豊かな収穫、稔り多く、至る所諸行事の増大、人々と四足動物どもの破滅、蜂蜜多く、オリーブは豊作だろう。

 第5曜〔木曜日〕がもしカレンダエになるなら、ひどい冬にはならなだろう、春は風吹き、夏は美しく、秋は中庸、稔り多く、秋は湿。大きな四足動物たちの破滅と殺戮、とりわけ豚たちのそれ。蜂蜜は欠乏、葡萄の場所による豊作。有力者たちの破滅、オリーブの不作。

 準備の日〔金曜日〕がもしカレンダエになれば、冬は美しいだろう。暴風、その結果木々が倒れ、夏は湿、秋は乾、果実の穫り入れ多く、帆走する者たちの難船、眼病とリミカ症が見舞うだろう。嬰児たちの破滅、蜂蜜多く、オリーブの豊作、他の場所にも小麦の不足。

 サッバトス〔土曜日〕がもしカレンダエになれば、冬の襲来、春と夏は風が吹き、大洪水が起こり、霰が降り、秋は乾(果実の窮迫)しかし有用、羊たちの破滅、穫りいれ僅少、熱病や三日熱が襲いかかり、違った病が人間どもに。放火多く、老人たちの破滅、大地は動き、恐怖多く、蜂蜜の欠乏があるだろう。

2019.05.30. 訳了


[カレンダエ]
 カレンダエについては
  point.gif[カレンダエ占い]の註釈を参照。  

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