雷鳴占い
[底本] 8. (197) 第9天についてところで、星を有さないがために無星と言われる第9の天もある。しかしここにも唯一の星があり、視覚に等しくそれ自体が美しい形相をしている。かの天を端から端まで周回している。それには4つの働きが生じる。あるときはその口を (18) 開けて呑みこみ、他のときにはその舌を揺らせてひくひくさせ、他のときには尻尾を振り、他のときにはその胴体を。すると見よ、4つの動きと4つの行為が生じる。呑みこむときは、死を明らかにする。というのは、大地を呑みこんで、人間どもの身体を受け取ることを示すからである。だが、その舌をひくひくさせるときは、スパテー剣を予兆する。というのは、その舌は剣のようだからである。しかしその天を救うときは、全地に大いなる徴を象徴する。また、その中央部を被うときは、大地震を出現させる。どうやってそれをわかることができるか。見よ、同じ視覚によって同時に認識される。〔つまり〕巨蟹宮、獅子宮、天蝎宮と人馬宮である。残りは予見し、予め観想し、太陽が白羊宮に入座するマルティオス月第13日を見出し、<その日に>月がどこにあるか>を見、<もし月が>マルティオス月第13日、上記の4つの宮の1つにあるなら、その時間にかの視覚は完遂し、徴はその諸々の徴のあるものだと知れ。またもし月がマルティオス月の第13日に巨蟹宮にあるなら、蛇は口を開けて,死を明らかにすると知れ。だがもし月がマルティオス月の第13日に獅子宮にあるなら、蛇はその舌をひくひくさせて全世界のおけるスパテー剣を象徴する。だがもし月がマルティオス月の第13日に天蝎宮にあるなら、そのとき (146) 蛇はその尻尾を振って、強烈な飢饉を明らかにする。だがもし月がマルティオス月の第13日に磨羯宮にあるときは、蛇がその胴体を膨らませて、世界に大地震を予示していると知れ。このように、汝が精確に見きわめるなら、来たるべき事柄の予知は<汝のもの>である。 2019.02.20. 訳了 [蛇] |