食旅と観光まちづくりセミナー記録
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食旅とまちづくり

 

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 OOSAKA旅めがねにおける食の意味です。

 インパクトが強く、地域の文化を体感しやすく、地域の食に関わる人、参加者同士のコミュニケーションに有効だということです。

 今、まち歩きといっても普通の人はほとんどご存知ありません。ですから食は普通の人に話題にして貰うにはとても有効だと感じています。

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 大阪という街での食旅の留意点です。

 まずは多様性があります。

 他府県から来られる方は、やっぱりお好み焼とかたこ焼きを食べたいとおっしゃるんです。それがアカンとも言えません。

 でも大阪都市圏の人にはそういうことはありません。都心部の美味しい店とか、近郊の新鮮な野菜のほうが受けます。

 また食い倒れのまちの知名度は、食旅をすすめる上で重要です。

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 最後に、前田さんからの宿題への回答、「食旅とまちづくりの循環イメージ」です。

 旅めがねは旅人と地域の接着剤になりたいと考えています。

 1)商品企画を通じて地域に何度も足を運び地域の方と一緒に商品企画を考えることから、地域の人たちとの繋がりも出てきます。

 2)プログラムをつくって催行することで、地域の方と旅人が出会い、地域の方は旅人をもてなし、旅人は外の視点でいろんなことを感じられます。

 3)それを継続的にやっていくことで、いろいろな地域で外の人にいろんなことを聞かれたり、言われたり、素晴らしいと言われたりすることで、我が町についての興味が生まれ、ホスピタリティも高まってきます。

 4)そういうふうになり、地域力がアップしてくると、最初はできなかったプログラムができるようになったり、旅人も食と地域への興味がわいてきたり、新しい大阪に気づいていただけます。

 そして将来像としては地域を語れる人が増えてきて、新しいコミュニティの担い手や新しい産業が産まれてくればよいなあと思っています。

 旅人にはリピーター、地域のファンになって欲しいと思います。

 旅めがねは今、ファン倶楽部をつくっています。1000円の年会費で500円の割引券が20枚もついてきます。自分で使っても人にあげても良いものです。人に勧めて貰って輪を広げようと狙っています。

 ファン倶楽部が増えてくれば地域と旅人の交流が深まって、人と人との個人的な結びつきができて訪ねるようになると、ほんとの意味での「暮らし方を楽しむ旅人」、またそれを受け入れるOPEN TOWNになるのではないかと思います。

 現在は2)と3)を行き来しているような状態ですが、もう少し将来像に近づけるために今後も頑張っていきたいと思います。

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