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つきあう
老舗の主人、 バーのマスターやママさん。 こうした人びととの「つきあい」をベースにして発生する市民の行動は、 前時代的に見えながら〈都市〉というものの大きな特性として切り離すことができない(高口恭行・鳴海邦碩「都心学概論・印契の空間」『デザイン』1971年8月号より)。
30年前に考えた都心論から、 日本の都心の概念は変化しているだろうか?
鳴海邦碩(大阪大学)
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お洒落なカフェへは自転車で
流行の街への変貌著しい大阪・北堀江。 周辺は都心居住者の多い地区でもある。 有名な24時間営業のカフェの前の道路には自転車の列が並ぶ。 何の変哲もない古い建物を改装した店舗と、 環境にもやさしい自転車を下駄がわりに普段着で訪れている都心居住の若者達。 生活空間としての質が向上することで、 都心の魅力がさらに増す。
澤木昌典(大阪大学)
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劇場都市の舞台作り
六甲アイランドセンターモールは住民と来街者が交流する広場空間として計画されたものである。 「魅せる、 魅せられる」都市空間に人が集まり、 「劇場都市」として活性化していくようアイデンティティを高めていくことにより、 都市コミュニティ醸成も容易となる。 シェークスピア曰く "We are all on the stage"。
清水治彦((株)竹中工務店)
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生活都心メインストリート
神戸市東灘区の生活都心である岡本地区のメインストリートで、 まちづくり協議会や商店街振興組合が、 住民参加のまちづくりに取り組んでいる。
ここではまちづくり協議会による「ルールづくり」で建築物の用途や壁面線の後退等を誘導し、 商店街振興組合が厚さ10cmの自然石による舗装の美装化や電柱の民地移設、 美柱化等を行い、 まちの美化に取り組んできている。
後藤祐介((株)ジーユー計画研究所)
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ティッピングポイント
「割れた窓ガラス理論」より 小さな窓ガラスを割れたまま放ったままにしておくと、 ここでは何でも許されると信号を送り、 そして地域全体が荒みます。 だから、 小さな落書き、 貼紙でも近隣の方が声をかけあって直すということを繰り返す。 そうすることによって「ティッピングポイント」となり、 劇的に改善される。
斉藤治夫((株)因幡電機製作所)
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街路文化の復権
アスファルトの道路が石畳に改修されることになり、 撤去前のアスファルトに子供達が絵を描くイベントが行なわれた。
狭い街路に人があふれ、 夕暮れまで歓声が響いた。 (京都市上京区西陣)
中村伸之(ランドデザイン)
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地蔵盆
地蔵盆は子供達の健やかな成長を願いつつ地域の人々が交流する、 京都の伝統行事である。 都心部の少子高齢化が進んだとは言え、 根強く受け継がれている。
今年は「歩いて暮らせる街づくり」の一環として実態調査が行われた。 コミュニティ再生の契機としての役割が期待されている。 (京都市中京区)
中村伸之(ランドデザイン)
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