街の遺伝子(写真)
左三角
前に 上三角目次へ 三角印次へ

■居場所■

画像59 スタンドカウンターのバー
 創商大正7年(1918)、 堂島サンボア。 たまり場ではあるが、 寄り道所である。 夕暮れ時、 仕事帰りの常連客がハイボールを1〜2杯やって、 さっと帰っていく。 たまに来た人々が、 杯を重ね、 議論の花を咲かせる。 粋なスタンドカウンターのバーは、 都心のまちなかが似合う。 年月を経て、 都心(まちなか)の顔になる。

江川直樹(現代計画研究所)
箕田 隆(高環境エンジニアリング)

画像60 いつものコーヒーブレイク
 いつもの時間にいつもの場所で。 長く生き続けているコーヒー店がある。 旅人も、 見知らぬ人も、 いつもの人も、 変わらず静かに黙って受けとめる場所。 時代が変わっても、 人が入れ替わっても、 黙って持続するパブリックスペースが街にはある。

小浦久子(大阪大学)

画像61 大人の場所
 私の中の都心とは、 大人の場所である。

 都市は、 多様なもの何もかも受け入れその大きな器の中で、 様々に姿を変える。 その中で存在する都心は、 洗練され続け大人の居場所となる。 あるときは、 楽しみの場所、 あるときは、 戦いの場所。 またあるときはくつろぎの場所となる。

横山あおい(エイライン)

画像62 朝の散歩
 まちなかの小さなオープンスペース。 近所の店のおばさん、 掃除のおじさん、 お仕事中のサラリーマン…いろいろな人が通り抜けていく。 散歩途中で一休み。 白く乾いた街のなかで、 木々の緑が気持ちいい。 都心の緑は、 ちょっと奥まったところにこっそり在る。

小浦久子(大阪大学)

左三角前に 上三角目次へ 三角印次へ


このページへのご意見はJUDI

(C) by 都市環境デザイン会議関西ブロック JUDI Kansai

JUDIホームページへ
学芸出版社ホームページへ