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スタンドカウンターのバー
創商大正7年(1918)、 堂島サンボア。 たまり場ではあるが、 寄り道所である。 夕暮れ時、 仕事帰りの常連客がハイボールを1〜2杯やって、 さっと帰っていく。 たまに来た人々が、 杯を重ね、 議論の花を咲かせる。 粋なスタンドカウンターのバーは、 都心のまちなかが似合う。 年月を経て、 都心(まちなか)の顔になる。
江川直樹(現代計画研究所)
箕田 隆(高環境エンジニアリング)
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いつものコーヒーブレイク
いつもの時間にいつもの場所で。 長く生き続けているコーヒー店がある。 旅人も、 見知らぬ人も、 いつもの人も、 変わらず静かに黙って受けとめる場所。 時代が変わっても、 人が入れ替わっても、 黙って持続するパブリックスペースが街にはある。
小浦久子(大阪大学)
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大人の場所
私の中の都心とは、 大人の場所である。
都市は、 多様なもの何もかも受け入れその大きな器の中で、 様々に姿を変える。 その中で存在する都心は、 洗練され続け大人の居場所となる。 あるときは、 楽しみの場所、 あるときは、 戦いの場所。 またあるときはくつろぎの場所となる。
横山あおい(エイライン)
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朝の散歩
まちなかの小さなオープンスペース。 近所の店のおばさん、 掃除のおじさん、 お仕事中のサラリーマン…いろいろな人が通り抜けていく。 散歩途中で一休み。 白く乾いた街のなかで、 木々の緑が気持ちいい。 都心の緑は、 ちょっと奥まったところにこっそり在る。
小浦久子(大阪大学)
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