JUDI関西 「阪神間らしさを語る」 by 後藤祐介
左三角前に 上三角節・目次へ 三角印次へ

6 おわりに:感 想

大阪大学 鳴海邦碩

〈アイデンティティとは〉
写真15-1  そもそもアイデンティティとは何かという議論がありましたが、 私は外から見て“やっぱりああそうか”というらしさと、 自分が“誇りをもって自分と言える”らしさといった内容があると思う。

   

 外から見た「らしさ」としては、 尼崎が全国的に見て一番アイデンティティがある都市かもしれない。

外から見た個性化については、 それをまちづくりに使っていき、 まちをその気にさせるということも大切と思う。

   

〈まちづくりとアイデンティティ活用〉
写真15-2  まちづくりのパターンとしては、 (1)残していくまち、 (2)つくり変えていくまち、 (3)新しくつくっていくまち等の種類が考えられる。

まちのアイデンティティは、 それぞれのまちづくりパターンに合わせて生かしていく必要がある。

それぞそれの人には個性があるが、 制度(道具)には個性がない。

復興まちづくりは、 個性のない道具を使用しつつ地域と人により個性化していく必要がある。

   

〈専門家と住民が語り合う場づくりが必要〉
 阪神間の復興にあたり、 住民参加の必要性がいわれているが、 ともに個性的でアイデンティティのあるまちづくりを進めるためには、 まず、 専門家がまちを語る場をつくることが必要と思う。

   

左三角前に 上三角節・目次へ 三角印次へ


このページへのご意見は

都市環境デザイン会議関西ブロック JUDI Kansai

フォーラム記録目次へ
フォーラム・テーマ・リストへ
JUDI関西ホームページへ
学芸ホームページへ