参加型デザインの実践
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兎塚学びの里整備構想の概要

大矢:

改行マーク今おっしゃられたように、 マキという農村共同体の形が非常に色濃く残っているため、 都市部でまちづくりなり公園づくりをしていく形とは、 若干違う点もあるということを前提にお話を進めたいと思います。

改行マーク事業の概要を説明させていただきます。 まず福岡地区で「兎塚学びの里整備構想」という構想が策定されました。 この事業の一番目として、 住民参加というか協力参加を得て、 八幡山公園を整備しております。 この事業は今のところ一時お休みという状態ですが、 事業としては継続されているということです。

改行マーク「兎塚学びの里整備構想」は、 この地区の古い伝統や歴史を学び、 またお年寄りからものづくりや農作物づくりを教わったり、 体験したりできるような空間づくりを目指しています。 自然体験教育の場づくりによって、 そこにもう一つの新しい文化が産業として生まれることを狙っています。

改行マーク事業を推進していく中で、 平成2年から3年の1年間をかけて、 地元の方に事業の内容と背景を説明してゆきました。 それが中村さんの言葉でいう「ロバコン」、 要するに炉端懇談会です。 これは地域に入って地域の方々と膝をつき合わせながら、 お互いに納得していこう、 納得まではいかなくても理解し合おうということでした。 その地区の総代さんとか、 福岡地区の40歳以下の方が150人ほど集まられたフレッシュの会などで、 ご説明したり、 お酒を酌み交わしながら、 まあいろんな形でやってきました。

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