今から説明する六甲道の震災復興再開発は、 神戸市施行で、 公共施行の再開発なんですが、 その住民参加について対談します。
そもそも再開発にはたくさんの種類があります。 その中で法律に基づいた再開発、 制度再開発の中には、 施行者の立場からわけて、 組合施行の再開発と公共団体施行の再開発の2種類があります。
組合施行の再開発は地元の人が組合を作ってやりますから、 当然住民参加です。 問題は、 公共団体施行の場合ですが、 この六甲道の震災復興再開発の場合は、 住民の意見に基づいて再開発を進めていくという従来にないやり方をしました。 では、 これまではどうだったか。 これまでの公共団体施行の再開発は、 どういうふうに住民参加でやってきたかということを、 少しだけご紹介したいと思います。
お手元のレジメでは82ページからになっておりますが、 この順番にしたがって対談を進めていきます。 最初、 倉橋さんからは神戸市垂水の公共団体施行の再開発で、 私からは大阪市の阿倍野の公共団体施行の再開発で、 どの程度住民の意見を採り入れてきたかということを、 簡単にお話しします。
はじめに
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