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密集市街地住環境整備事業における環境共生型まちづくりの実践

芦屋市若宮地区震災復興住環境整備事業

ジーユー計画研究所

後藤祐介 中川啓子

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・若宮地区震災復興住環境整備事業全体計画図
 私達は、 芦屋市若宮地区震災復興住環境整備事業(約2.3ha:H8〜H12)において、 次のような幾つかの環境共生型まちづくりを無意識のうちに実践して来た。

 

(1)市営住宅と一般住宅の共存:公・私の共生
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(1)若宮町市営住宅と一般住宅が構成するまち並み
 具体的に実施した事業は、 老朽密集市街地を対象とする住宅地区改良事業であるが、 ここでは一般住宅の存置を図る中で、 建物高さを3〜4階で揃える等、 空間的に改良住宅(錘s営住宅)と一般住宅の共存に努めた。

 

(2)公園フェンスによる公・私空間の分離:公・私の共生
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(2)公・私の空間を分離・共存する公園のフェンス
 地区内の小公園の整備にあたっては、 民地との境界の処理において、 民地側にも公園側にも対応(分離と共存)可能なフェンスの設置を図った。

 

(3)駐車場及びフェンス緑化:自然との共生
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(3)市営住宅の駐車場及びフェンスの緑化
 市営住宅の外構として、 駐車場及びフェンスの整備にあたってはアスファルトやブロック塀を避け、 緑化ブロックやフェンス緑化による自然との共生に努めた。

 

(4)集会所屋上の太陽熱利用:自然との共生
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(4)集会所勾配屋根を生かした太陽熱利用のパネル
 市営住宅の付属集会所(≒地域集会所)の整備にあたっては、 独立棟として、 勾配屋根を生かして、 太陽熱利用を行い、 ランニングコストの低減を図った。

 

(5)まちなみ緑化補助事業の推進:自然との共生
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(5)一般住宅におけるまちなみ緑化補助事業
 一般住宅街区においては、 まちなみ緑化補助事業(個人が駐車場や垣、 又は柵を緑化する場合、 緑化費用の2/3を県、 市が助成する制度)を採用し、 地区単位のまちなみ緑化を推進している(H11〜H14)。

 
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