「人と自然の共生のモデル」としてのため池
その保全と活用による新たなため池文化の創造
アーバンスタディ研究所
森川 稔
整備イメージ:地域ふれあい型
整備イメージ:広域ふれあい型
ため池水域圏における保全・整備の基本方向
ため池を中心とした環境と働きかけ(農業、 自然環境、 技術と文化)
ため池の存在
ため池は、 農業用水施設としてだけでなく、 生物多様性を支える自然、 技術と文化を伝える文化財としても貴重なものであり、 今日までのたゆまぬ維持・管理によって守られてきた。 しかし、 管理の粗放化や安全性の低下、 環境の悪化、 埋立による減少が進んでいる。
ため池を核とした新たな地域社会の形成
一人ひとりの働きかけにより、 ため池を地域の財産として保全し、 ため池を核とした新たな地域社会を築いていくことが求められる。
ため池水域圏の保全・整備
水質・環境保全、 防災、 維持・管理問題などに対応していくためには、 ため池本体に注目するだけでなく、 集水域と受益域からなる水を介したひとまとまりの広がりを「ため池水域圏」としてとらえ、 ため池水域圏全体を視野にいれた保全・整備を進める必要がある。
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